東室蘭サテライトクリニック診療のご案内

service

血液透析診察


透析時間


月・水・金
午前透析 8:30~
午後透析 14:20~
夜間透析 17:00~21:30 ※17時までに入室ください

火・木・土
午前透析 8:30~
午後透析 13:00~19:00


透析療法は、生涯続ける必要がある延命治療です。
当クリニックは電解水透析の開発当初から携り、多人数用電解水透析システムを本邦初導入するなど、できるだけ患者さんの身体に優しい透析治療を実践してまいりました。
2021年3月に透析システムを一新し、さらに身体に優しい高効率の透析システムを導入し、より良い治療を目指しています。

~患者さんの生活スタイルに合わせた透析へ~
患者さんの自己管理が、安全な透析治療や合併症予防のためにはとても重要です。そのため、「より良い透析治療」「より良い透析生活」を続けられるように、医師、看護師、臨床工学技士、訪問看護、薬剤師等と協力をして、患者さん一人ひとりに合わせたサポートを行っています。
患者さんが一人で悩むことなく、望む場所で、生きがいを持って自分らしい生活を送れるようにお手伝いをしていますので、気がかりなことや悩みがあればいつでも声をかけて下さい。

また、透析をしながら仕事を継続したい場合には、夜間透析も受けられますので是非、ご相談下さい。
日鋼記念病院と連携して専門の技師が心臓や骨の検査を定期的に実施するほか、クリニックにおいても、体成分分析装置を用いて適切な体重や筋肉量の評価を行い、体の変化を素早くキャッチして、より安全な透析を提供しています。





透析システム


透析装置

40台

2021年3月に透析装置一式を更新し、水素を多く含む水で作られた透析液で治療する『電解水透析』を行う装置を一新しました。水素は老化の大敵である活性酸素を除去する効果が期待されています。これまで稼働していた装置は電解水透析の開発当初から携わっており、多人数用電解水透析システムとしては本邦で初めての装置として稼働していました。このたび更新した電解水透析 ® 多人数用透析用水精水装置は、道内でもまだ導入施設は3施設です。この装置は過剰な活性酸素がもたらす様々な透析合併症を予防することが期待できます。また、透析監視装置を一新し、現在の透析治療で可能なすべての治療方法が選択でき、透析の準備から血液を戻すまでの全てを電解水透析液で行うことができます。加齢や合併症などによる変化に対して、高効率血液透析濾過から緩徐な血液透析まで、患者さんの身体・栄養状態に合わせた最適な血液透析療法を選択し一緒に対応していきましょう。

電解水透析とは
透析患者の主な死亡原因である心脳血管合併症は、透析中に生じる体内の「酸化ストレス」と「炎症」との関連が臨床研究によりわかってきています。水の電解分解によって生成される「電解水素水」が生体内で酸化ストレスを抑えることに注目し、水素ガス(H₂)を含む透析液を供給する電解水透析システムが開発されました。透析治療における主な合併症、心脳血管疾患が通常透析と比べ、41%抑制されたという報告がなされるなど、透析患者の合併症抑制に期待されています。

電解水透析用逆浸透精製水製造システム


透析用監視装置


透析治療方法の選択画面


血液濃縮度がわかる血液モニタ(BLM)


超音波(エコー)装置を上手に活用


シャント評価


透析患者さんにとってシャント(バスキュラーアクセス)は、まさに生命線と言えます。十分な透析効率を確保するためには、シャントがしっかりと機能していなければならないからです。なので、日ごろからシャントがしっかり機能しているか?不十分ではないか?と評価することが重要です。




エコー装置による直接的評価

近年は小型で多機能なエコー装置が普及し始めましたが、エコーの主要な評価である血流機能評価については技術的な問題から普及しているとは言えません。
当クリニックでは、トレーニングを受けたスタッフがエコーで血流機能評価を行い、合併症の早期発見に向けて定期的な検査を行い、地域の総合病院と連携し早期治療に努めています。




血流機能評価:血流量を数値化して適切な管理を行います。


形態評価:血管の走行・内腔を観察します。


パワードプラ画像
血流を鮮明にカラー表示


エコーガイド下穿刺


穿刺ミスの原因は、穿刺者の技術、シャントの血流量、血管そのものの3つにたどり着きますが、穿刺箇所が限られていて穿刺の上級者をもってしても穿刺困難な場合もあります。
このような場合にはエコーガイド下穿刺がとても有効です。
穿刺針の先端をエコーで確実に描出させながら血管に導いていく方法なので、穿刺の成功率を限りなく100%に近づける極めて有効な手技であります。
当法人では2012年よりエコーガイド下穿刺を行っており、2016年から当クリニックにも導入しました。
現在はトレーニングを受けた看護師・臨床工学技士が複数名で実施しております。





良質な医療を提供するためスタッフ勉強会・学会発表を行い最新の知識と技術の向上に努めています。


治験を積極的に行っています


東室蘭サテライトクリニックでは日鋼記念病院と共同し世界的にも認められている薬剤をいち早く導入し良質な治療を行うため治験を積極的に行っています。

治験を行える施設とは?

(以下、厚生労働省の「治験」ホームページより抜粋)
治験を行う病院は「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」という規則に定められた用件を満足する病院だけが選ばれます。

その用件とは

  • 医療設備が充分に整っていること
  • 責任を持って治験を実施する医師、看護師、薬剤師等がそろっていること
  • 治験の内容を審査する委員会を利用できること
  • 緊急の場合には直ちに必要な治療、処置が行えること。