写真:社会医療法人 母恋 理事長 有賀 正

この度、飯塚前理事長の後任として社会医療法人母恋の理事長を拝命しました、有賀と申します。よろしくお願いいたします。

社会医療法人母恋は、“医療人として組織として社会に貢献する”ことを使命として2010年から社会医療法人として再出発し、胆振地区の日鋼記念病院を含めた複数の医療機関と、札幌の天使病院から構成される組織です。

救急医療やへき地医療、周産期医療など特に地域で必要な医療の提供を担う医療法人を社会医療法人として認定することが2008年に都道府県に制定されました。この組織には税制が優遇されるため、高い公益性が求められています。

社会医療法人母恋は、これまでもそれぞれの地域で私たちの役割を明確にし、他の医療機関ともよく連携して調和と強調を進めて来ました。また、地域住民の皆様に最良の医療を提供するために、優秀な人材を育成し、最新の医療器械を整備する様、努力を続けるつもりです。また、希少な資源を有効に活用してもらうように情報を発信し、皆様からより一層の信頼を得られるような病院づくりをこれからも邁進いたします。

日鋼記念病院も天使病院も創設が同じ1911年(明治44)ということで浅からぬ縁がありましたが、物理的な距離のため有機的な連携を取るのが容易でなかった面もありました。今後は人事の交流などを盛んにしてお互いをより理解し、協力し、競い合って一層の連携を強め、活力ある組織運営につとめるつもりです。また、次世代を担う医学生、初期/後期研修医、看護師、コメディカルスタッフなどの医療人の教育・育成に、それぞれの病院で全職員の理解の下、熱意を持って全力で取り組む所存です。

社会医療法人母恋は、それぞれの地域でより良い医療を実践し、住民の皆様になくてはならない病院として認めてもらうよう、努力いたします。今後ともよろしくお願いいたします。

2018年4月1日
 社会医療法人 母恋 理事長有賀 正