日鋼記念看護学校看護学校の特色

about

「豊かな感性で看護を創造する」人材を育成します

本校は、1988年に3年課程の看護専門学校として開校し、これまで総勢1500人以上の卒業生を輩出してきました。そのルーツは、1911年に設立された私立産婆養成所に遡り、現在まで看護職養成教育が100年以上継承されている歴史と伝統がある学校です。
本校が立地する室蘭市は北海道の南西部、西胆振地域に位置し、冬も比較的温暖で海と山に囲まれ豊かな自然から四季の移ろいが鮮やかに感じられる所です。また、工業地帯として「ものづくり」が盛んな街で、その背景として国立大学法人室蘭工業大学などの教育施設が近隣にあり、教育環境も整っています。
看護専門学校の授業において臨地実習は非常に重要です。本校の主な実習施設である隣接する日鋼記念病院では、地域医療の一翼を担い、様々な職種の実習を受け入れています。その中で独立型緩和ケア病棟での終末期にある患者さんへのQOLをふまえたケアや夜勤帯の看護師に同行し患者さんの24時間の生活と看護活動の実際を知ることができる夜間実習など、様々な経験ができるよう実習方法を工夫しています。また、市内及び近隣の登別市にあるどの臨地実習施設も学生の受け入れが積極的で指導体制が整備されており、恵まれた実習環境にあります。
本校の特色は、臨床現場との結びつきの強さにあり、講師陣も各実習施設から招いており、講義や演習では認定看護師や助産師から最新のケアや看護の魅力を伝えていただくなど臨床と連携を図りながら学習環境を整えています。また、3年間の学習は、看護に必要な基本的知識・技術・態度と共に、学校行事や先輩から後輩へマナーを伝達する合同授業、地域の方々との交流、ボランティア活動など、様々な出会いから自分自身を見つめ、自己の課題を明確にし、自身の成長と共に看護とは何かを探求していきます。

 コロナ禍にある昨今、看護職を目指そうとする使命感あふれる皆さんと共に学んでいけることを願っております。